
2026年2月27日公開映画「嵐が丘」
原作は、エミリー・ブロンテの名作小説。
あらすじは知らず、完全初見です。
普段、あまり映画館には行きませんが、なんとなく気になった「嵐が丘」を観に行ってきました。
あとキャラメルポップコーンが食べたかった★☆
「嵐が丘」を観た感想
「嵐が丘」観た私の素直な感想は”心も嵐”だわ・・・。
久しぶりに涙腺崩壊で、泣き顔で観終わった後、しばらく席を立てませんでした。
これから「嵐が丘」を観る方がいらっしゃれば、涙を拭くハンカチと泣き顔を隠すマスクを忘れないように持って行ってください。
※ネタバレ注意です。
物語の中心にいるのは、男性ヒースクリフと女性キャサリン。
幼いころからお互いを強く愛しているのに、身分の違い、周囲の境遇、時代の渦によって何度もすれ違い、素直に一緒に生きる事ができない二人。
男性ヒースクリフ、女性キャサリン、どちらの気持ちに共感するかでこの作品の感想は変わってくるのではないでしょうか。
私は、本当にどちらの気持ちもよく理解でき、共感しました。
激しい愛の物語「嵐が丘」
タイトル通り物語の中の天気は、くもり、雨、嵐です。この天気が、まさに二人のぐずぐずとした気持ち、嵐のように激しく狂った愛をよく表現されています。
キャサリン
キャサリンで印象に残っているシーンは3つ。
- キャサリンが上流階級エドガーに求婚され、YESと言った自分に泣くシーン
- キャサリンがウェディングドレスで丘を歩くシーン
- 再会した二人が感情を止められなくなってしまうシーン
幼い子頃からキャサリンもヒースクリフを愛していたけど、身分の違いからその気持ちを素直に伝えることはできなかった。
ヒースクリフから言ってほしいという乙女心とヒースクリフにヤキモチを焼かせたい気持ち。
学生時代の恋愛を思い出してしまいます。(笑)
大人になると、”ただ愛している”だけでは、一緒にいられないとお互い理解していきます。
一緒に生きていくには、お金も必要。身分や周囲、家族、時代。
こういう時って女性は、愛しているけど、愛しているからこそ現実をみて冷静な判断をしてしまいますよね。
自分が犠牲になれば相手が幸せになれる。
キャサリンの場合。
ヒースクリフは、キャサリンの父親が召使い、キャサリンの玩具として連れてきた孤児。酒とギャンブル好きで虐待をする父親のせいで、キャサリン家は大人になるにつれ生活は苦しくなっていきました。
お金があれば、ヒースクリフを今よりまともな生活をさせてあげれると考えたのでしょう。
愛ではなく現実をみてキャサリンは、上流階級のエドガーとの結婚を決めました。
そして、後悔や罪悪感、本当に愛しているのはヒースクリフ。
嵐のように様々な感情がグルグルとキャサリンの心をえぐり大泣きします。
そして、キャサリンのもとを去ってしまったヒースクリフ。
ヒースクリフを待ったけど帰って来ず、ウェディングドレスで薄暗い丘を歩くシーンは、複雑な感情を隠し前に進むと決意したシーンでした。
そんな二人が再会し、お互いのすれ違いの穴埋めができた時。
二人の愛は、もう誰にも止められない。結婚したキャサリンとの関係は、禁断の愛。
それでも、もう気持ちは止めれない。苦しい。本当、苦しいよね・・・。
「私はヒースクリフなの」という言葉は、愛を超えた深い言葉ですよね。
結局、敗血病になるけど、キャサリンの本当の死因は、愛だと思いました。
愛に心も体も蝕まれていってしまった。
ヒースクリフ
ヒースクリフで印象に残ったシーンは3つ。
- 愛と嫉妬に狂うシーン
- 「ともに呪われよう」というシーン
- 「僕は魂なしでは生きれない」「幽霊でもいいからそばにいてくれ」と叫ぶシーン
孤児で召使いのヒースクリフ。
キャサリンは、唯一、自分を一人の人間として見てくれていました。
ヒースクリフは、幼いころからキャサリンのために生きています。キャサリンを父親から守り、いつも楽しませ、優しい良い男。
彼の愛は、ただの愛より強く、執着や依存に近いものを感じました。
キャサリンが、いつか他の男性に奪われてしまうのではないか、いや、僕の事を一番に愛してくれている。裏切るわけない。そう信じていたと思います。
なのに、キャサリンがエドガーの求婚を受け入れ、一部分の会話の盗み聞きで、自分を裏切ったと勘違いし、劣等感と怒りでキャサリンのもとを去ってしまいます。
その後、再会した時、ヒースクリフは、金持ちイケメンなっています。ただ、ただ、真っ直ぐで純粋な愛が裏返り、素直な感情、復讐心が彼を磨いたのでしょう。
それでも結婚しているキャサリンと一緒になることはできない。
二人は、感情のままに激しく愛し合います。禁断の愛から「一緒になろう」ではなく「ともに呪われよう」という言葉は、非常に印象的でした。
一緒に呪われる勇気があれば、そのまま一緒に駆け落ちでもできれば・・・
お互いのすれ違いの穴埋めができても、すべてのタイミングがズレていた。
キャサリンとは一緒になれなず、愛に支配され狂ったヒースクリフは、キャサリンの夫の妹と結婚し、復讐の手段として利用します。
ここでは、愛された女性の扱い方、愛されていない女性の扱い方が全く違い、非常に分かりやすいです。
愛がこじれてしまうと、人は変わってしまいます。切ないですね。
最後、キャサリンが亡くなり、ヒースクリフは、「僕は魂なしでは生きられない」魂=キャサリン。「幽霊でもいいからそばにいてくれ」キャサリンがいない地獄で僕を一人にしないで。と泣き叫びます。
なんか大失恋した時、こんな感情になった事ありませんか?
私なんか恥ずかしながらこの気持ちめっちゃ共感してしまいました。
二人が結婚していたらどうなったのか?
もしも、この二人が結婚していたら幸せになれたのか。うまくいったのか、うまくいかなかったのか。
「嵐が丘」愛に支配され狂って憎しみに変わる物語。
でも、私は、キャサリンにも、ヒースクリフにも、共感できる。
あなたならどうした??
考えれば考えるほど、私の心も嵐です。
「嵐が丘」とても良い映画でした。
せっかくなので原作の小説を読んでみようと思っています。
↓↓嵐が丘の本は、光文社古典新訳文庫が新しい翻訳で活字が比較的大きく読みやすいそうです。
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