
歯科医院ってできれば行きたくない場所ですよね。
緊張したり、不安になったりする方も多いと思います。
私は、歯科衛生士として毎日患者さんを診ています。
実は、治療が始まる前のちょっとした準備で治療のしやすさや患者さんの負担が変わることがあります。
もちろん、完ぺきである必要はありません。ただ、これだけ気をつけてもらえると助かりますというポイントがいくつかあるのも事実です。
今回は、歯科衛生士の立場から「歯科医院に来る前・治療が始まる前にしてほしいこと」を理由も含めてお話していきますね。
目次
歯科医院に来る前にしてほしいこと
まずは電話で確認してほしい
最近の歯科医院は、完全予約制の医院が多いです。私が働く歯科医院は、予約制ですが当日予約や予約なしの急患も基本的にお断りはしない医院です。
予約をしていない場合は、まず、1度お電話ください。
初診か再診か、主訴などを事前に教えていただくことで待ち時間が減り、治療がスムーズに進みます。
持ってきてほしいもの
1.お薬手帳
歯科医院は、お口の中や歯を治療する所ですが、実は、全身の病気や血糖値、血圧や骨粗鬆症な全身の状態を把握することが必要です。お薬手帳や血液検査の結果などあれば持って来てください。
2.使用中の入れ歯やマウスピース
治療をすると歯の形が変わります。すると、入れ歯やマウスピースが合わなくなることがあります。1歯の治療でも上下の嚙み合わせを確認するので忘れずに持ってきてくださいね。
3.外れた銀歯などかぶせ物
一応、捨てずに持ってきてください。
歯磨きをして来てほしい
意外と歯磨きをして来ない方って多いです。歯科で働いてるから見慣れてるでしょう?と思うかもしれませんが・・・誰でも汚いお口は、嫌ですよ。治療を始める前に、汚れを落とす事に時間がかかってしまい治療時間が減ります。
痛い所を無理に磨かなくても大丈夫なので、できる範囲で意識してもらえると助かります。
香水やたばこ、体臭に気をつけてほしい
患者さんにも色々予定や事情があると思います。ですが、歯科医院は色々な方が通っています。香水やたばこの強い香りで、気分が悪くなる方もいらっしゃいます。
実は、私の歯科医院では、あまりにも匂いがきつい方は、計画して窓側の席へご案内するようにしています。
ちょっとした配慮で、自分も周りも快適に治療が受けられます。
万が一、汚れても大丈夫な服装できてほしい
歯科治療では、お水やエアーをかけるので様々な薬やペーストを使うと飛び散ります。患者さんに紙エプロン、タオルを使って細心の注意を払って治療を行っていますが、お洋服に薬液や飛んでシミになってしまう事があります。
治療前にしてほしいこと
口紅・グロスを拭いてほしい
歯科治療では、唇を傷つけない、治療部位をしっかり診るために唇を引っ張ったり除けたりします。そのため、口紅やグロスをつけていると、次のことが起こります。
・器具や手袋についてしまう
・治療中に落ちてしまう
・顎や頬、お顔についてしまう
帽子・眼鏡は外して診療台に座ってほしい
帽子や眼鏡は、治療の妨げになってしまう事があります。
帽子は、頭の位置が安定しにくかったり、治療の際にあたってズレやすいです。頭の後ろで作業することもあるので、歯科材料が飛んで汚してしまうこともあります。
眼鏡をつけたまま治療をすると器具や手が当たります。私たちは、患者さんの頭の後ろから両手に器具を持って細かい作業をしています。眼鏡に当たらないように気を使い治療に集中できないので、外してもらえると助かります。
アクセサリーを外してほしい
レントゲン撮影がある場合は、ネックレスやピアス、ヘアピンなどお顔周りの金属類を外してもらうことがあります。レントゲンは、金属に反応して画像に写ります。そうすると、歯や骨が正確に写らず、再撮影になります。
スムーズに診療ができるようにご協力をお願いいたします。
治療で不安や痛みは、我慢しないで教えてほしい
歯科治療は、きついことが多いですよね。
- お口を開けっ放しで顎が痛い
- お水が出て息ができなくて苦しい
- 舌の位置が分からない
- 歯の型取りが気持ち悪くて吐きそうになる
- 腰が痛いから診療台がつらい
- 麻酔が怖い
対処できることもあります。我慢してつらい歯科治療にならないように教えてくださいね。
まとめ
歯科に来る前にしてもらえると嬉しいことは、どれも難しいことではありません。
安全に、正確に、スムーズに治療を終えるため、患者さんみんなが快適に治療を受け、スタッフみんなが快適に治療をするためにほんの少しの準備をお願いします。
もし、分からないこと、怖いこと、不安なことがあれば遠慮せずにスタッフに声をかけてくださいね。
患者さんと歯科が協力すれば治療がもっと楽に、もっと安心なものになります。
よかったら次回の受診で参考にしてみてくださいね。